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大統領の執事の涙のえむえすぷらすのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
5.0
ホワイトハウスの執事となった主人公とその家族を中心にアメリカの公民権運動を描いた映画。
最近現代史の歴史を描いた映画が増えている。本作はアイクからレーガン、オバマまでをカバー。
息子二人がアメリカの歴史と交差して、その事でセシルとグロリア夫妻も変わっていく。
大統領たちの描写、なるまでは公民権運動に関心を持っていたとは思えない人が大統領となりアメリカの統合を意識した時に変わっていったという描写はアメリカ合衆国大統領とは何者なのかを示している。
レーガン夫妻、人は悪くないのですが人の立場を理解はしていなかったという切り取り方、単に二人が良かれとした事が正しいとは限らないし、セシルが別の立場で自分の仕事を見直すという流れは上手い。

それにしても駐日アメリカ大使が出てくる映画だというのは中々得られない機会でありました。