マリリン

大統領の執事の涙のマリリンのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
3.7
とってもとっても深く考えさせられる映画だった。未だにある人種差別それは色々な差別同様永遠になくならないことではあろう。セシルの生きざまをみて目の前で父親をいとも簡単に白人に殺された境遇から白人に使える身となるも根底にある凄まじい黒い心を抑え冷静にそして強い心で品位を保ち凛としたふるまいで務めをはたしていく。それは全て自分にとっての誇りと家族のため。息子との長きにおいての確執があったが自分とは全く違う思想を変化させ相手を認めることができたのは最愛の妻の深い家族への愛情の賜物。息子が父親の仕事を侮辱するシーンで母親が息子を庇おうとしながらもその発言に息子を殴り毅然と出ていくよう示すシーンは心が揺さぶられた。私自身も誇りを持ちそして全てのことや人との関わりを誠意ある思いでひとつひとつ大切にしていきたいと思う。
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