上野

赤×ピンクの上野のネタバレレビュー・内容・結末

赤×ピンク(2014年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

邦画レズビアン映画の中ではかなり出来のいい作品。格闘シーンと濡れ場がめちゃくちゃ良く撮れているし、話も一応わかる。邦画レズビアン映画は売りがない上にストーリーも意味不明な作品があまりにも多い。
邦画レズビアン映画特有のクズ男もちゃんとストーリーに絡んでてGood

とにかく格闘と濡れ場。
SEも血糊もりもりな上にカット割りが上手くてテンション爆上がりな格闘シーン。ラスト3試合なんかは普通に熱くなってガールズブラッドを応援したくなってしまった。
濡れ場はまずガッツリ脱いで陰毛まで映ってるし、キスも変に押し付けあってるような奴じゃない。ク○ニや手○ンもちゃんと撮ってる印象。シャワーを浴びるシーンも印象的。
どちらのシーンも何を映すべきがよくわかってるように思えた。
ただ濡れ場が基本長すぎかも。

ストーリーは微妙。
詰め込みすぎなのかイマイチついていけない。ガールズブラッドメンバーの名前を登場シーンと共に出してくれたのは人数的にもありがたかった。

・「この中に入りたいんですけど」って堂々とキャストに言う?
・泥のプールみたいなやつは泥?
・リリーが最初からサツキに執着してるのは何故
・「一緒に死んで」とは
・水かけあって何故か多少性別を克服するサツキ
・サツキはトランス?そう思ってただけのレズビアン?
・マユがストーカーに言った「あなたに出会って奇跡が起きた」の奇跡とは
・全裸の心象風景シーン全部「ずっとこれが見たかった」とは

ミーコとマユの関係をぼかしてるところとか、「檻は自分で壊すものだ」とか、自慰中でもトラウマが蘇るところとか、いい所もあったかなとは思う。

邦画レズビアン映画としては良いが、映画全体の中で見ると中の下…というのが個人的な最終評価です。
上野

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