AIDSで余命30日を宣告された、ロデオカウボーイ。
AIDS=ゲイの病気、という偏見に加え、薬が無い(臨床実験中)状況と一人で闘った、ロン・ウッドルーフの実話に基づく。
ADZの副作用が強すぎるとして、FDA未認可でも効果がありそうな薬を片っ端から手に入れ、自らの体で臨床実験。会員制の「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を立ち上げ、会費と引き換えに、手に入れた薬を無償提供していたという。
本人は最終的に30日どころか7年も生き延びた。
カウボーイというホモフォビアでマッチョな価値観から、ゲイのために薬を提供することになる気持ちの移り変わりがよく描かれている。