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ダラス・バイヤーズクラブのbibooのネタバレレビュー・内容・結末

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ほかの海外ドラマでAZTは向き不向きがあるとは知っていたが、その不向きだった人が密売で測らずしも多くの人を救うことになった話なのかな。免許剥奪された医師の信憑性が最後までよくわからなくてロンが全部鵜呑みにするのが若干恐怖を感じながら見ていた。ロンの差別主義は終盤まで続いたし、人にリスペクトがない態度なのも変わらなかったし、イブがプライベートでも気にかけてロンと距離が近い理由もいまいち掴めなかったし、レイヨンがロンを慕う理由もスーパーでの握手の件くらいでいまいちよくわからなかった。ジャレッドレトは美しく、メイクも美しかったんだけど、作品序盤はどうしてもヘテロ男性の女装演技にしか見えず、それがクライマックスに近づくにつれてトランセクシャルの女性っぽく見えてきた。ただ、同じコミュニティの人との関係性が全然見えなかったのが疑問だったのと、ジャレッドレトの美しさが年齢不詳なのはわかるけど、父親役の人が完全に彼と同世代なのも気になった。流石にバレる。マシューマコノヒーしかりジャレッドレトの減量は凄まじい。
あと、ハリウッド映画で時々めちゃくちゃ気になるのが、自分達の国でのロケだとばっちり設定キメてくるのに、海外ロケになった途端緩くなってタイムトラベルになる。86年ごろは渋谷のTSUTAYAはまだ無いのでがっつり近年撮ったのがわかりまくる。
興味深い事実だったけど、なんかもうちょっとロンの言動が伝わりやすいと良かったような…。8年前だったら絶賛だったのかもだけど今の目線で見ると所々疑問だったり爪が甘い感じが気になった。
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