この時代の歴史は一通り知っておいた方がいいとは思うけど、とにかくいい意味で重い作品でした。見終わったてからも重力1.2Gくらいになったんじゃないだろうかってくらい重くなる作品です。
若く広々として勢いを感じられる過去シーンと、そこからの老いて朝廷の暗い現在のシーンとの対比もうまいし、老いた劉邦が疑心暗鬼になる様は強い哀しみを感じる。でも1番哀しくなったのは張良が呂雉に、我々は老いたが韓信はまだ35歳、項羽が劉邦を見逃した結果どうなったかと言われて涙ながらに韓信を嵌める策を教えてしまうシーンでした。