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項羽と劉邦 鴻門の会のmz5150のレビュー・感想・評価

項羽と劉邦 鴻門の会(2012年製作の映画)
3.7
GYAO、陰々滅々な雰囲気が漂い権力の頂点に立った劉邦は何を思うか。有名な史記のエピソードを転換点として劉邦の告白と仄暗い思いが綴られた。

ライバル項羽は主に劉邦の心象として描かれ本人の語りは少なく演出、死期迫る劉邦の権力の安定への最大の障害が韓信の生存である。この3人を中心に波乱の生涯が劉邦の嫁を変化又腹心達への疑心など死を前にした暗い王朝絵巻として描く。

再鑑賞で前回も好印象だったが改めて目が離せない人間の権力・欲望・羨望が起こす闇が描かれており良作だった。
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