カズザク17

項羽と劉邦 鴻門の会のカズザク17のレビュー・感想・評価

項羽と劉邦 鴻門の会(2012年製作の映画)
3.0
秦を倒した時、項羽と劉邦の秦王を見る目がどこか悲しそうだった。項羽を倒した時、劉邦が同じような目で項羽を見ていた。本来であれば、大喜びすべき時なのに、どこか冷めている…。明日は我が身…将来の自分の姿を見ているのだろうか?
秦を倒す、項羽を倒す、天下を取る…大きな目標がある時は、その目標に向かって皆が協力する。上の立場の人間は、下の立場の人間を上手く利用する。下の立場の人間も、上の立場の人間を上手く利用する。お互い様である。天下を取った人間は、手に入れた天下を守ろうするから、今までの仲間であっても、裏切られるかも…で、他の人間を信じる事が出来なくなる。自分が裏切ってきたからこそ、裏切者の心が理解出来る?
ある意味、人間の本質を上手く描いた映画立ったようにあ思える。