クリーム

処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビのクリームのレビュー・感想・評価

3.9
ブラックなユーモアが楽しいホラーコメディ。が、しかし、かなりグロく気持ち悪いので、耐性のある人しか楽しめないかな?やりたい放題で面白いのですが…。そして、ちょっと長いのでお腹いっぱいになります。私は、好きでした。
※1があるのだけど、観れてないです。でも十分楽しめます。

ノルウェーの医学生マーティンは、恋人のハナや友人と雪山へ旅行中、ナチゾンビの大群に襲われます。マーティン以外全員死亡し、マーティンも片腕を切断するハメに。 病室で目覚めるとナチゾンビのリーダー·ヘルツォークの右腕を、医者が間違えてマーティンに「移植」してしまった。更に警察は、友人達を殺害したのは、彼だと決めつけていた。



ネタバレ↓



マーティンは、病室に来たホラー好きな子供にアメリカに「ゾンビスクワッド」というゾンビを研究するチームがいると教えられます。そして、例の右腕が暴走し、警官やホラー好きの子供を殺してしまいます。ショックで、子供に心臓マッサージしようとしたら力が強すぎて殺してしまった。
ゾンビスクワッドに連絡を取り、ダニエル、モニカ、ブレイクと合流。この人達ド素人。
ヘルツォークの目的は、大戦中、村人達に殺され司令を達成出来なかった為、その復讐と当時の司令村を制圧するのを達成する為でした。ナチゾンビは、博物館にあった戦車まで奪い、殺しまくります。力が強く殺し方が半端ない。頭皮を剥ぐ、戦車でグシャリ、頭を踏み潰す、柵に突き刺す等、エグい。
一方、マーティン達は、右腕にヘルツォークと同じく、ゾンビ化した人間を「仲間にする力」があることに気付きます。
そして、ゾンビの青年の顔に手を当てると彼はマーティンの下僕ゾンビとなります。このゾンビ、吐いたモノを再び口に戻します。そのシーンが結構、オエー!でした。
マーティン達は、ソビエト軍部隊が眠る山へ向かい、彼らを仲間にしてナチゾンビと戦わせます。ラストは、マーティンvsヘルツォーク。危機一髪の所、ダニエルがヘルツォークの頭部を戦車の大砲で吹き飛ばし。ゾンビ達は全滅。
その後マーティンは、恋人ハンナをゾンビとして蘇らせ、車でイチャついていると下僕ゾンビが、ボロボロの身体でマーティンの元に向かうシーンで終わります。

アメリカ人のゾンビスクワットが、アホ設定なのも欧州らしくて、笑えた。そして、全く役に立たない警察。アホ警官と助手の女性警官の会話が中々ブラックでこちらも楽しい。ホラーとしての怖さはないが、グロゴアありのブラックコメディと言った感じ。面白かったです。
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