きみ

処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビのきみのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

処刑山-デッド・スノウ-の続編ですが、冒頭にダイジェスト的な説明があるので、本作だけでも十分ついていける。

私にとっては、初めて観たゾンビ映画。
そのためセオリーが分からないのですが、良い意味でめちゃくちゃ馬鹿らしかったです。

タイトルが一番の笑いどころで、期待どおりのナチvsソビエト。仲間や恋人を殺され、さらにナチゾンビの腕を移植されてしまった主人公マーティンが、ナチゾンビに対抗するために、ソビエトゾンビを蘇らせる!

ナチにはソビエトをぶつけよう! さらに共倒れしてくれたら最高!! という映画をノルウェーが作っているということに笑える。

グロテスクな描写が多々ですが、画面も明るく、作り物めいているので、ゴア表現ばかりのわりにはしんどくなかったです。
しかし人の死は軽く、遺体の扱いは散々で、不謹慎の連続。腸をぶん回したり、引っ張ったり、引きずりだす描写が多めです。
そして出てくる人物は全員ツッコミどころ多数のサイコパス。
しいていうなら想像していたゾンビ映画よりも、ゾンビが生き生きとしていて元気。「案外、ゾンビ映画のゾンビって活きがよいんだなぁ」と思いました。

特筆すべきストーリーもなく、感動的要素や、びっくりするところ、ハラハラとしたスリルを味わえるところもなく。ひたすらダラダラと観る作品です。

そもそも私がゾンビ映画というものに適正がないのかも? という気付き。
きみ

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