2020年133本目。
なんかよくわかんないけど、すごい楽しく見れた。
まずさぁ、VOGUEって1892年創刊ってやばくね…?全然知らなかった。
VOGUEのエディターたちのドキュメンタリー。ファッション雑誌のエディターというよりも写真を撮る芸術家のドキュメンタリーに見えた。
僕はファッションとか全然興味ない20代男性です。そんな人が見たという前提でレビューを読んで頂ければと思います。
開始5分くらいのプロローグで引き込まれた。エディターとは何かをうまく表現できないエディターたち。これからどんなことが語られるのか楽しみになっちゃう。
プラダを着た悪魔のミランダがたくさんいる感じ。マジで。なんなんだろうあの独特の雰囲気。
なんかよくわからないけど、あっという間に時間が過ぎてた。きっとあまりにも知らない世界だけど、彼女たちの言葉の断片からどんな世界なのかを想像しまくってて、それが楽しかったのだろう。
ジャンボジェットが出来た直後にインドに撮影旅行?
体に蛇を這わせて耳を舐めさせる?
生きた蜂を唇に乗せるだけでもやばいのに、モデルが舌を出して??
50年以上前に日本に5週間の撮影旅行?
あまりにもよくわからないSFだったね。きっとVOGUEは宇宙で作られているのだろう。アナウィンターは撮影時に62歳やろ?あの綺麗さは間違いなく人類ではない。
あとは出てくる写真が全て美しい。時代関係なく美しくてそれに魅了され続けていた。
彼女たちの恐ろしいまでのこだわりと、プロ意識を見ることができる。それだけで見る価値はある。
インターネット社会になり、こういう伝統的な雑誌には難しい時代になっているかもしれない。でもこういう本当にプロが作っているものには生き残ってもらわないといけない。
「よくできたものは時代遅れにならない」という言葉を信じる。