このレビューはネタバレを含みます
ハル・ハートリーは謎である。
ハル・ハートリーの監督デビュー作。この時から主演にエイドリアン・シェリーを起用していた。
ハートリーの映画は2本目。めちゃくちゃな繰り返し。ブツ切りで違和感の塊のシーンなど不可解な世界が提示されるがある瞬間、見方が強烈に変わるシーンがある。本作は最後の家のシーンにそれはあった。
いや、いくらなんでも昔のドタバタ警察官コメディばりの展開から一気にジョシュとの関係が決着していくとか不思議だけど説得力がある。そして冷戦期末期の時代の中でもろ冷戦の最中起きずに済んだ熱い戦争を想起させる終わり方をしている。
ハル・ハートリーはやはり謎である。