大人びた表情の中にあどけなさが残る美少女イザベルは、名門高校に通う17歳。
家族とバカンスでやって来たリゾート地で、ドイツ人青年を相手に初体験を済ませると、パリに戻った後は、SNSで知り合った男たちを相手に身体を売るのだった。
17歳の少女の奔放な性生活にも見えなくもないが、愛への執着,それも独り占めできる愛を求めていたように感じます。
私の好きな監督のひとりフランソワ・の最新作でしたが、やはり今回も彼らしい作品になっていたのではないだろうか。
生活が派手になる訳でもなく、貯め込んだ金を見ているとその行為だけを楽しんでいるように見えるが、彼女を見ているとそのようなものを求めているのではなく、独占できる愛を求めていたのではないだろうか。
それを感じるのも趣味や付き合い,仕事に追われる母親に、血の継がりもない父親と家庭環境も影響しているように感じてしまう。
しかし今のままでは、彼女が本当の愛を得るには難しいでしょう。