キモサベ

そこのみにて光輝くのキモサベのレビュー・感想・評価

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)
-
お見事っ!
開始早々のシーン・・・主人公の佐藤(綾野剛)が、パチンコ屋で知り合った大城拓児(菅田将暉)の家へ行きます
玄関の敷居をまたぐ達夫の足元のショットが一瞬映ります
自分、この先の展開は承知していませんでしたが・・・『あぁ、入っちゃった』 何か“決定的な”ものに足を踏み入れてしまった、みたいな
うまいですねぇ

それと函館
都会でもない、田舎でもない、海もある、山もある、密でもない、疎でもない・・・なのにです、何なんだこの“閉塞感”、そして“ダラダラ”感は

【追伸】
今回の自分は、かなり冴えていました・・・函館つながり

作品の舞台としての函館・・・そこから前に観た「きみの鳥はうたえる」(2018年)が頭に浮かんだのです
で、調べると、原作が佐藤泰志で同じ方だったんですね
さらに、調べると
「オーバー・フェンス」( 2016年)
「海炭市叙景」 (2010年)
と、鑑賞した作品がありました これら全て函館につながっていました

で、思ったんです
土地・・・と言いますか、この場合、気候とか、風土と言った方がいいかもしれません
その土地が、そこに住む人々の人格とか気質の形成に少なからず影響を与えているのだろうな、と どでしょ?
キモサベ

キモサベ