TaroYamada

New York 結婚狂騒曲のTaroYamadaのレビュー・感想・評価

New York 結婚狂騒曲(2008年製作の映画)
2.0
ユマ・サーマンのいい女っぷりとそれとのギャップの可愛さ、これだけを見るだけの映画
面白いし、90分に時間もまとまっていて見やすいが、その分ストーリー展開が犠牲になって都合良く流れる箇所多数

2008年のアメリカ公開作が2014年に日本公開され、ソフト化されたものをiTunesで鑑賞

恋愛カウンセラー(ユマ・サーマン)がやっているトークラジオがニューヨークでは大人気、その相談に巻き込まれ婚約破棄された主人公(ジェフリー・ディーン・モーガン)が腹いせに、仲の良い自宅アパートの大家インド人家族の子供にハッキングを頼み、自分とカウンセラーを既婚状態にして貰う
しかしカウンセラーは婚約中で結婚目前、役所に婚約者と戸籍を確認する所からドタバタが始まっていく…とこんな流れで話は進む

ユマ・サーマン自身もプロデューサーを兼ねる本作、俳優が制作陣に絡むからかキャスティングも渋い、無駄に豪華
コリン・ファース、サム・シェパード、イザベラ・ロッセリーニ、ケア・デュリア…それぞれ良いですけど、余り持ち味発揮したとも思えず、カウンセラーの父親役のサム・シェパードは良い台詞も有ったし良かったけど、随分お年を召されました…

劇中に紛れる”インド成分”も進行に大した寄与は無いものの微笑ましかった、主人公が住むアパートは階下のインドレストランを通らねばならず、そこのインド人家族とは家族同然の付き合い、先述したハッカーの成年式(?)に参加したり、キーポイントの公証人役場にインド人家族の1人、主人公の友人が居たり、エンディングテーマ曲がインド風味だったり…制作当時はアメリカ映画界もインドブームだったのか?と思えるサラっとした使い方

バタバタして、いくらマリッジブルーが重なったとしても恋愛カウンセラーで尚且つセレブリティが簡単にNYFDの野趣溢れるゴリマッチョに靡かないとも思いますが、劇中でも語られるハッピーエンディングなんて現実の世の中には無いと思ってたけど…って話を実際に映画化してみましたという感じで

とりあえずユマ・サーマンの美しさ、可愛さを見るだけで十分、現実でも恋多き女の恋愛ストーリーを見られたらもう満足でした