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非行少女のbrianのレビュー・感想・評価

非行少女(1963年製作の映画)
4.5
鑑賞した後の余韻が残っている。
重くて色々と考えさせられる作品だった。
少女が非行に走っていった理由をはっきりと描いている。
甘い考えかもしれないけれど、少女には何の罪もない。誰の責任なのかは以前から僕が投稿したコメントより察してほしい。
その後の少女と青年はどうなるのかを我々に問いただしている。難しいことだが良い方向へ進むと願わずにはいられない。

主演の和泉雅子は清純派ヒロインのイメージを完全に覆えして衝撃を与えた。悪と善の狭間で苦悩しながら号泣する姿に心を動かされた。

Each Day I Cry


監督は「キューポラのある街」「青春の門」「暗室」などを手がけた"寡作の巨匠"浦山桐郎。
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