まや

午後の網目のまやのレビュー・感想・評価

午後の網目(1943年製作の映画)
4.2
ともすれば直接的に表現されがちな鏡や階段のモチーフを敢えて平面化している間接的な入れ子構造、「境界線」の象徴としての白昼夢や影、鍵やナイフをポジティブに映す達観した分断、自我の二義性/両義性への懐疑と反発が明確に示されていて良かった。
マヤ・デレン氏、名前が同じなので勝手に親近感を抱きつつ尊敬する実験映画監督のひとり。
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