MidoriK

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのMidoriKのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ポスター観てこの二人の話なのかなと思ったら違いました。
確かにこの二人の話ではあるのですが、基本的にティム目線だし恋愛重視の話ではなかったです。

この映画は(主に)ティムと同年代の男性には非常に心に響くのではないでしょうか。
失敗も時間の巻き戻し方もいかにも20代~30代の男性らしくて笑ってしまいます。

私はお父さんのシーンで一気に心がじーんとなってしまいました。
濃いサブキャラなのかと思っていたら、お父さんは第二の主人公でしたね。
ビル・ナイはラブアクチュアリーのロック歌手のイメージが強かったので、この映画でまんまと泣かされてしまいました。
本当に愛おしい、優しいお父さんでしたね。
ティムもその優しさとユーモアをしっかり受け継いでいると思います。

お母さんがお父さんの病気を「非常に腹立たしい」と言ったのも最高でした。
本当に仲のいい夫婦だったんだなと思わせるセリフが良かったです。

終盤になって、「私は時間巻き戻せないしなー」と思いながら観ていましたが、
最後にティムがその悩み?を解決してくれました。

また再度鑑賞したとき、ティムや、お母さんや妹やおじさんにそれぞれ自分を重ね合わせて観てみると深みが増すと思いました。
MidoriK

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