るる

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのるるのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大切にしたい映画。ハートフル・ヒューマンストーリー、日常系SFとして見て楽しんだ。ラブストーリーだからと敬遠しないでよかった。人生へのエールが詰まっていた。

監督は、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス。今作をもって引退するという。おそらくは家族との大切な時間を過ごすためだろう。まさに監督の遺言のような映画。

登場人物たちがみんなキュートで、劇作家の叔父、カツラをかぶった弁護士姿の主人公など、イギリス映画的エッセンスもたくさん盛り込まれていて楽しい。

サントラが良いので、それだけでも見る価値あった。『HOW LONG WILL I LOVE YOU』のカバーが良い。

DVDで鑑賞したので、吹替版も見たが、会話の軽妙さが増して、悪くなかった。特典映像の、本編ではカットされたエピソード、出産間際の妻を病院へ連れて行くまでの奮闘をコミカルに描いた『アビーロードの渋滞』も必見。
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