大好きな映画の中の、大切な一本。
『愛おしい』というキーワードがあるが、登場人物全てが愛おしい。 見終わると、自分の日々を振り返っている自分がいる。愛おしい時間、愛おしい家族、愛おしい友人。映画を見ただけで、こんなに自分を取り巻くものをかみしめたくなる映画は、あまりない気がする。
タイムトラベルの矛盾や身勝手ではないか、などという意見も、そう感じることに理解はできるが、一方で、それらのマイナス要素を補って余りある力が、この映画にはあると思う。 何度も何度も見返したくなる。 メアリーの気を引こうと幾度となくタイムトラベルの力を借りて振る舞うティムの姿は、人間らしいなぁと思うし、プロポーズの場面などは、自然と自分の妻も愛おしい存在だとあらためて思わせてくれる力もある。 そこに、ティムの家族のストーリーが絡んで来て、自分自身の故郷の父や母、弟や妹のことを思い出してしまう。
またいつか、見てしまうんだろうなぁ、と思う。 本当におススメです。 (レイチェル・マクアダムスのファンになったきっかけでもある一本…)
