池田ビッグベイビー

アバウト・タイム 愛おしい時間についての池田ビッグベイビーのレビュー・感想・評価

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タイムリープというジャンルにおけるタブーが何度か起きているが、それでも劇的な展開は起きない。
時間という絶対的な軸を逸脱しているというチートの醍醐味をあえて封印して、「些細な変化」をテーマにすることで既存の作品と差別化されている。
それが魅力ではあるけれど、逆に言うと本作は「面白いタイムリープ映画」ではない。
それでも多くの人から高く評価されるのは、もしかすると『タイムリープ×ラブコメ』という鉄板の組み合わせが飽和状態であることの証明と言えるかもしれない。