「LEGO」がテーマという事でぶっちゃけ見る前は「子供向け映画でしょ?」と思って見くびってた。いざ見てみるとこれが最高の映画!
レゴブロックのみで表現される世界はどれも素晴らしい。波いった水、火もしっかりレゴブロックで表現されてるし、バイクや宇宙船がその場で組みあがっていくシーンはワクワク感はハンパない。
劇中散りばめられるギャグはしっかり面白いし、パロディ要素もふんだんに使われていて全然飽きない。バットマン、ワンダーウーマン、ハリーポッターのダンブルドアなど様々な作品のキャラクターが登場してくるのも好き。
ストーリー自体は平凡な男が世界を守ることになるという王道のストーリー。その中にもマニュアル人間に対するアンチテーゼ、自分らしさ、個々の独創性など子供よりも大人に突き刺さるメッセージが含まれている。
レゴの世界と人間がいる現実世界が段々クロスオーバーしてゆく展開が見事。このクロスオーバーがある事でレゴの世界を物語を自分の手で作り上げていく様な気持ちに錯覚してゆき、「レゴの世界」というフィクションの世界の物語が急激に「自分自身の物語」に置き換わってゆく。
ラストのあの終わり方も最高。最後に笑えて、でも確実に前向きになってる。めちゃくちゃ最高の映画。