Risa

家族の灯りのRisaのレビュー・感想・評価

家族の灯り(2012年製作の映画)
5.0
流石はオリヴェイラ監督♡

愛おしいな〜。
お金をかけずとも ここまでも良い映画を創るんです。

1部屋で完結し、ほぼ同じアングル、音楽は無く、日にちでいえば4日間の話、細かい人まで含めても9人くらいしか出てきていないです。

103歳での作品、お金をかけずとも、時間をかけずとも、ピカソの数十秒で描いた落書きと同様に価値のあるものというか、、

スローなテンポで進み、終わりへと導きながら、これで良いのかという 不完全な良さを完全に残して終わる。
つまりは、最後に美味しいですよ。

自分を知るのは時間のかかることよと、父をなだめる義理の娘、
最も愛するものに踏みにじられる人生を どう考えるか、
自分の罪、守る為の罪、それは墓場まで持っていくというのか、
欺きながら生きるということについて、道理に背向くということについて、、シンプルに考えさせられます。
Risa

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