鳩サブロー

家族の灯りの鳩サブローのレビュー・感想・評価

家族の灯り(2012年製作の映画)
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息子不在に悲しみながらも、家族で慎ましく暮らしている。その暮らしぶりは小さな灯り。互いを思いやっている。
息子が突然帰ってきたことで、それは崩れる。
だけど、思いやりはもはや狂気的になっている。

雰囲気がシェイクスピアの劇っぽいと思ったらこれは、もともとは戯曲を映画にしたとのこと。息子が出てきてから、舞台っぽく感じた。独り言や独り語りが妙にハムレットチックだなと思いました。

シーンシーンの絵が暗いながらも、絵画的で、美しかった。