田中太郎

ファインディング・ドリーの田中太郎のレビュー・感想・評価

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)
4.3
ニモを鑑賞し、興奮が冷めないので次の日に鑑賞。
忘れん坊のドリーがある日ひょんなことで"はぐれた家族"を思い出し、会いに行こうと再度冒険に出る物語。

前作ではこの「忘れん坊」という設定がピンチになったりチャンスを生んだりと中々面白い要素を生み出していたが、今作でも同様。

前作と違うのが「忘れん坊」という設定を見ていると"面白い"という感情から"可哀想"という同情の感情に切り替わること。
ドリーを主人公にしてここまで感情を揺さぶられるとは公開当初思っても見なかった。

そして今作のMVPは間違いなくタコの"ハンク"だろう。
海に戻りたくない気持ちからドリーを利用しようとするが、観客同様その気持ちは"同情"に変わり助けようと奮闘する。
正直ハンクの事を嫌いな人、いないんじゃないか…

そして何度見ても泣いてしまうラスト。
やはりピクサーに家族を描かせたら右に出る者がいない。
見終わった後思わず拍手してしまう名作。エンドロール後のオマケ映像にもニヤニヤさせられる。
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[この映画のBest俳優]
ハンク
[脚本面]☆☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆☆
田中太郎

田中太郎