TJ

オール・イズ・ロスト 最後の手紙のTJのレビュー・感想・評価

3.0
穏やかなさざ波のイントロと対照的に、「I'm sorry…」から始まる絶望的なストーリー。

出演:ロバート・レッドフォードのみ。大海原にたった一人。撮り方・演じ方も違えば壮大な一人コントにもなりかねないのにそう感じさせない、円熟した彼の演技力たるや。

誰も助けてくれない。誰も気づいてくれない。ヨロヨロと船内を右往左往。大雨、暴風、嵐に修復不可能な船体と削られていく体力。虎すらおらんひとりライフオブパイですw

何時間、何日経ったかもわからない究極の海上サバイバル。精神と肉体が限界まで追い詰められた時人はどうなるのか。もし最後の手紙が書けるなら、、と考えてしまいます。

まさしくオールイズロストな終盤。「詰んだ」という若者言葉?がありますが、コレがほんとの「詰んだ」ですw

無駄なものは一切削り落としたストイックな演出が良い☆
TJ

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