ロアー

ポン・ジュノ アーリーワークスのロアーのレビュー・感想・評価

3.5
「パラサイト」のポン・ジュノ監督の初期作品集を観ました。

【支離滅裂】
エロオヤジ、クズオヤジ、クソオヤジの3部作。
最初はふ~んって何気なく観てたものの、エピローグで一気に作品の見方や評価が変わる作品。流石のセンスだし、社会風刺やタイトル回収もばっちりでした。てか、クズオヤジは何でそこまで牛乳飲みたいの・・・あとみんな人の話聞かなすぎ・・・

【フレームの中の記憶たち】
すっごく短いのにめちゃくちゃ刺さって辛くなった。犬好きの共感度がものすごい。ナニコレ泣いちゃう。しかもまだ1年しかだよ!?
犬の写真がいかにも素人が撮った家庭写真でそこにすら泣けちゃう。

【白色人】
金魚やめれ!犬もやめれ!
3作の中では1番長編デビュー作の「吠える犬は噛まない」を感じさせる映画でした。私「吠える~」は心臓に悪くて嫌いなんですけどww
日常に起きた非日常がまた日常に戻っていく・・・どこか淡々とした映像と、おい待てと思いつつ、ちょっと分かる気もしてしまう主人公の心情でした。
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