ナイトアウェイク

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まりのナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

1.2
当時、DVDが3つ出揃うまで待ってから一気見。
映画の後に、原作マンガを少し読んだ程度の知識しかない。
感想を書く為に、久しぶりに鑑賞。

初見当時は、率直に期待値上げ過ぎてがっかりした記憶。物語と画に、全く重さを感じないのが残念だったと記憶。
意外にも、10年以上振りに観ても、感想が全く変わってなくてびっくりした。少し面白いけど、ほぼがっかり気分。



ネタバレ。
基本は、私自身への記録。
間違えて読む人は気を付けて。
読まなくていい、自分宛てだから。
✮マークは、大好きな部分。














物語はつまり、[トモダチの正体に迫る]という一点なのか。

2時間以上をダラダラと悪戦苦闘と奔走に割いて、ラストはトモダチの顔が見えそうで見えない終わり方。トモダチに強い興味が湧く描き方もされないものだから、続編への期待はそれほど上がらなかった。

土台はコメディ?
本当に、質の悪い長尺映画という印象。
画面越しの感触全てが安っぽい、お金かかってないのか?

まず、画の質が最低。
映画というよりもテレビドラマ、というかそれ以下。質が悪過ぎ、安過ぎ。制作費の大半を、役者にばら撒き散らしたか?
作品として大事な画の質感や演出に回せば良かったのに。なんかイマイチ世界観に入り込めない。
作品の世界は独特で壮大でいいのに、纏まってない。

[地球を救え]とか言うけど、地球まるごとdangerの危機感を全然感じない。

作品のスケールは、本当に大きい(地球って言うくらいだし)。なのに、なぜか外の景色を映しても、そこが狭く感じる感覚がある。
例えば、大きい池のある公園。なんであんなに狭く感じる?
それに、トモダチの背後からビハインドアングルで会場の信者を見せるけど、物置き小屋くらいのサイズにしか感じない。
スケール感が、本当に残念で仕方ない。

夜の学校とか、都心部での巨大ロボ襲撃とか、本来ならワクワクして仕方ないはずの場面。心が全く躍らなかった。

ケンジがギター出すけど、本当に演奏してる?やたら顔隠す角度で、呆然としてしまった。むしろ、一人でのお楽しみか、セックスでもしてるみたいな動きと見せ方で超イヤだった。
なんだこの場面。

必要無さそうで、後々意味を考えさせてくれる場面もあるけど、この作品は本当にムダで邪魔な場面が多い。

それでも、面白い場面、掴みのいい場面は幾つかある。

✮終盤のケンジとチビカンナの二人の場面は、そんなに多くないけど大好き。ラーメンの場面、客がチビカンナだけのストリートライブ。すごく好き。

✮登場人物では、ヨシツネおじさんが大好き。

パート2の再鑑賞が心配になってきた。
取り敢えず、今んとこ生きてる間にはもう観たくない。

本音は1点以下。

記録。