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ランナウェイ・ブルースの35DH1のレビュー・感想・評価

ランナウェイ・ブルース(2012年製作の映画)
4.5
エミール・ハーシュ、スティーヴン・ドーフ主演のこの作品。米映画によくある兄弟愛を描いた作品ながら、雪深い街を舞台にどこか淡々とした表情を魅せる静かなる傑作なのでは?
とある事故を起こした片足の兄と、それを気遣う弟の未來への逃避行を、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の『バッド・ルーテナント』(←これ最高!)のプロデューサーとしても知られる、アラン&ガブリエル・ポルスキー兄弟が初監督にして描き出した作品。兄弟の未來にあるものは果たして…ストーリーの中で語られる、様々な冒険劇(個人的に白クマの話がお気に入り)を描くアニメーションを手掛けるのは鬼才マーク・スミス。これがまた素晴らしいんですよ。そしてダコタ・ファニング譲の何気ない演技に、改めてこの娘凄いんだなぁと実感。それにカワイイし。ジェフ・ニコルズ監督の『Mud-マッド』と並び、派手な演出の“無い”米映画の底力を観せてくれますよ(^^)

http://runaway-blues.jp/intro.html
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