伝説のポルノ女優リンダ・ラヴレースの半生を描いた作品。
なかなか構成が凝ってるんですね。
前半はポルノ女優として初主演した映画「ディープ・スロート」が爆発的ヒットしてスターダムをのし上がる、みたいな形になっているのですが、後半は実はその裏ではこのような出来事があって、みたいな描き方をしているので、初観でぼんやりしていると、何がなんだか分かりづらくなります。
ちょこちょこと「ディープ・スロート」を再現してるの意欲的だと思います。
キャストがなかなか良いですね。アマンダ・セイフライド、ピーター・サースガードがバッチリな演技を魅せてくれますし、その他脇を固める俳優陣もしっかりしてます。そして、主要人物の1人がシャロン・ストーンだとは全然気づきませんでした(笑)。
特異な構成に惑わされずに楽しめるなら、元が史実なだけにきっちりとリアリティのある秀作だと思います。