すず

早熟のアイオワのすずのネタバレレビュー・内容・結末

早熟のアイオワ(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

妖艶な美女ジェニファーローレンスがまだイモっぽくて、かなり幼い頃のクロエグレースちゃんも出演している。一見、悲惨な話だけど、まわりの人たちとの日常の交流が温かくてクスッと笑える。妹たちは明るくて元気でとってもかわいらしいし、町の人たちのキャラがクセ強くて面白い。こんなにいい雰囲気の映画なのに、母親とのシーンを観るごとに作品に抱いていた愛着が薄れる。全部が台無しになるほど、とにかく母親が非道で見るに耐えない。でも、これは監督自身の実話を基にした物語だと言うことが最後に明かされる。彼女が過去や遺恨を清算する意味合いの強い、個人的な作品なのかもしれない。あんなに辛い思いを重ねても、気丈で強い意志を持つ少女だった。よくあの場所から這い上がったね。
すず

すず