たてぃ

コーヒーをめぐる冒険のたてぃのレビュー・感想・評価

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)
4.8
ベルリンに住む主人公がある日の朝にコーヒーを飲み損ねてからついてないことが起き続けるというモノクロ映画。ジャジーなBGMも含めてメッチャおしゃれでした。

邦題がイケてます!原題は「Oh boy」という味気ないのによくこんな邦題つけたなぁ、と感心しました。ただし、コーヒーが飲めるかどうかは重要ではなく、「まーたコーヒー飲めねーのかよwww」くらいのノリで見た方が楽しいです。


ドイツ映画、特に第二次世界大戦を舞台とした映画を見てきた自分としては以下の2つが印象に残りました。

1)主人公が友人に連れられてとある撮影現場に行った時に、その作品の主人公がドイツ軍兵とユダヤ人女性という設定だったところ…(結末が知りたい…)それと、休憩中にドイツの軍服を着た男とユダヤ人役の男がタバコを吹かしながら談笑するシーンもあったり。
2)主人公が飲み屋で酒を飲んでる(しかもビールとウォッカを同時にオーダーw)ところを老人が絡んできて幼少期のある日を語るシーンで…そのある日とはあの「水晶の夜(クリスタル・ナハト)※下記参照」…しかも名前が…

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%99%B6%E3%81%AE%E5%A4%9C

この作品を見た後、コーヒーを飲める日常ってこんなに幸せなことなんだなと思うのと同時に、コーヒーが以前よりもおいしく感じる今日この頃です。

というわけで、この作品には感謝です。
たてぃ

たてぃ