ゆみな

プリック・アップのゆみなのレビュー・感想・評価

プリック・アップ(1987年製作の映画)
3.5
実話だそうで。

ジョー・オートン(ゲイリー・オールドマン)とケネス・ハリウェル(アルフレッド・モリーナ)の出会いからラストの心中事件までを描いた物語ですね。
なんかさー、ゲイ風味に惹かれて観たんだけどさ、2人の関係性の変化が物凄くて…放心状態。
確かに何もなくて何も知らなかったジョーにね、色々教えて親の遺産も注ぎ込んでって世話したのはケネスなんだよね。でも時間が経ってあっという間にジョーの才能は開花。力関係は逆転してケネスはまるで召使のような扱い。恋人関係だったはずが、ちょっと盛り上がってヤル気になろうもんなら自分でマスかきなって言われちゃうケネスの性欲どうしてくれたもんか…。しかもジョーは自由にヤリたい放題。公衆トイレのセックス大好きなんだもん…その精液つきのパンツ洗うのは勿論ケネスの仕事だし。

まあ、根本的に合わないんだろうね。
ケネスは自分が与えた分だけ相手にも与えてほしいんだろうし、でもジョーは与えられたことに関心すら持っていないんだから仕方ない。てか、ジョーは元々誰かひとりだけって決められるタイプでもないよね〜。だからその場限りの相手が良かったんだろうし。

私は才能とか皆無なタイプなので勿論ケネス寄りで観てましたよね。なんか最後まで可哀想にみえた。死に様まで惨めで…だからこそ潔いと思ったね〜。
ジョーの日記マジで面白そうだな。読みたーい。
ゆみな

ゆみな