EDA

冬冬の夏休みのEDAのレビュー・感想・評価

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)
5.0
ただのノスタルジー喚起映画かと思っていたが、一夏のジュブナイル映画としてスタンドバイミーより好きだなあ。
兄妹で訪れたおじいちゃん家がある田舎で大自然に囲まれ裸で川ではしゃぐ、まさに無垢で活き活きした前半と死の匂いがプンプンする後半とのコントラストが素晴らしい。
すぐ近くで起こる「大人の世界」の出来事を子どもたちは覗き込みたくなるが、大人は「見ちゃだめ」と言う。でもやっぱり気になる。おじいちゃんが言う難しい言葉も今は意味がわからない。
ラスト、川で遊ぶ友達が象徴する「少年時代」に手を振りながら別れを告げる冬冬は冒頭と全く同じ服装をしているが、果たして同じ彼のままなのか。
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