TOT

301・302のTOTのレビュー・感想・評価

301・302(1995年製作の映画)
3.5
‪拒食症の女の隣に越して来た過食症の女。
家父長制、食とセックスと愛、欲望と欠如が産み出す現代の病。
真逆な二人の過去が明かされるうちに奇妙な相互理解が生まれる猟奇サスペンスはどこか切なく悲しい。
公開時に変な映画〜と思って、観直してやっぱり変な映画だけど面白いし、なんか好き。
‪孤独な女性同士のダークな連帯は『テルマ&ルイーズ』のB面みたいな感じ。
ちなみに301号室の過食症の女を演じたパン・ウンジンは『マルティニークからの祈り』の監督。
全世界配給された初の韓国映画で、いま観てもかなりのインパクトがあるので再上映してもいいんじゃない?そうなんじゃない?(ただし犬好きは辛い)。‬
あと間違いなくベスト韓国ご飯映画の一つ‬。
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