Wikiによると、原題の「Maladolescenza」は、Malad(病んだ)と Adolescenza(思春期)の合成語との事でしたが、病んでるのは監督だと本気で思った。
成人になってから実の母親を訴えた「ヴィオレッタ(2011)」の監督エヴァ・イオネスコさんが出演していましたが、こりゃ訴えられてもおかしくないなと。
未成年の少女2人と少年1人がみんな色んなアングルから裸体を撮られていてかなりどん引きしました。
自分の子供を撮らせた彼らの親もおかしい。
ただ、成長期の少年少女の残酷さの演出だけは素晴らしくて、最初はファブリツィオとシルビアが結託してラウラをいじめていたのに、いつの間にかシルビアとラウラが仲良くなりファブリツィオを仲間はずれにする…というような子供独特の怖さは凄く良かったです。
わんさか盛り込まれた児ポのシーンさえなければ、素敵な部分がある作品なのに!
特にシルビア役のイオネスコさんが頑張っている場面を観る度に、お母さんの期待に応えようとしてあれがどういう事なのか何も知らずにこんな映画に出ていたんだなあ…と泣けてきました。
イタリア語の台詞まで覚えて、賢い女性だと思います。