rage30

午後3時の女たちのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

午後3時の女たち(2013年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

ストリッパーを家に住まわす主婦の話。

退屈な主婦が刺激を求めて、ストリッパーを同居させるわけだけど、子供もいる家庭にストリッパーが加わるという状況は、確かに刺激的だ。
ストリッパーとの間に何かが起こるかもしれないし、彼女の仕事や身の上話を聞いてるだけでも驚かされる事ばかり。

しかし、そんな危なっかしい生活が続くわけもなく、次第に2人の関係にヒビが入り、崩壊していくと。
終盤で主人公が堰を切った様に下ネタ&悪口を開陳していくのも面白かったし、ストリッパーが父親連中を誘惑していくのも面白い。

結局、主人公の生活は破綻するものの、胸のつかえを全部吐き出した事で、妙に清々しい気持ちにさせられる。
幸運にも彼女は夫と復縁し、ストリッパーも元の生活に戻って、ジ・エンド。
「目を見てイク」という下ネタを回収すると同時に、主人公の成長を指し示すラストも良かった。

主婦という名の牢獄に閉じ込められた女性の反乱の物語だったのだと思うけど、欲を言えば、その牢獄についても、きちんと描写して欲しかったかな。
セックスレスだけでなく、ママ友との付き合い、育児のストレスや出産のプレッシャー。
その辺がわりと雑に一括りにされていたので、主人公の抱える苦悩が分かり難かった。
そこを整理して伝えていれば、未婚の人や男性にも響く作品になったかもしれない。
rage30

rage30