オーウェン

デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜のオーウェンのレビュー・感想・評価

2.0
大企業のCEO同士がいきなり取っ組み合いの喧嘩を始める幕開け。
思わず期待させる出だしだが、その後はすぐに落ち着いていく。

いわゆる企業スパイたちの出し抜きを描くのだが、それぞれのスパイ同士が恋をしているという設定。
このため二人のスター映画になってしまい、だます快感はまるで感じ得ない出来になった。

そもそも行き着くまでが回りくどく、確実に先が読める。
王道を狙うなら最後にもう一捻り欲しいところだが、「フィクサー」のような硬派な作品を作るトニー・ギルロイなのでこの形は頷ける。

クライブ・オーウェンはいいとして、ジュリア・ロバーツにスパイはどう考えてもミスキャストだ。
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