親なんてクソくらえ！というわけで同じ気持ちの親友パトリックと家出して森の中で家造って周りと遮断した生活をする。特に友達ではない変人ビアジオも何故か一緒に。
家はクオリティ高いけどあっさり完成していた。
夏の爽やか青春映画と思いきや、自分は必要がないと思い込んでる悩めるティーン映画だった。そして父も息子が行方不明になったことで、もしかしたら自分はクソ野郎で息子にとって必要ない存在なんじゃないかと薄々考え出す。
気になる女を森の家に招いたことでゴチャゴチャになってしまうのはあるあるよね。やっぱり男の友情に女が入ってしまうと崩壊しがち。今までなんとなく一緒にいたビアジオだけど、彼の告白によって実は本当に悩んでいるのはビアジオなんじゃないかと思ったり。家出したとしてもやっぱり親に心配してほしいし必要とされたいという気持ち、痛いほどわかる。正直これはティーンじゃなくて大人になってもあるから、“大人になる”ということに固執しても意味はないんだけどね。
とても良かった。
