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フォックスキャッチャーのdeepbluecreamのレビュー・感想・評価

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)
4.7
暗く、息苦しさが見事。サイコーサイコー!一瞬も緩まない緊迫感に終始つつまれる恐ろしさに痺れました。
スティーブ・カレルキモ過ぎじゃろこれ…よくもまあこの人をキャスティングしたとたたえたい。笑顔?がこれ全然笑顔じゃないし、でも笑ってるのはかろうじて分かるっていう…何か馬とか動物の笑顔っぽい不思議さをたたえていました。
“Ornithologist, philatelist, philanthropist! one more time! Ornithologist, philatelist, philanthropist.…”のシーン爆笑。
チャニングテイタムは地でやってるの?と思わんばかりの内向的なパッとしないナヨナヨマン。全然しゃべらないの。フビン…のち、キュン…(美味)そんなに内に内に悩むんだったら言えよ!直接言えよ!兄ちゃんは『フツウ』にあなたを愛してる上にデイヴを怪しんでいますよ!だから今だよ!とイライラさせられ通しでしたが自傷行為めいたこのキャラが後でジワジワきいてきました。チャニングテイタム愛さずには居られないです。カレルにむかついてるのにカレルのためにがんばらなきゃ身持ちが維持できないという…兄ちゃんも必死で守って来たのにすんなり馴染んでいるし、もうムチャクチャですよ、これ。
最後はアーァ(やれやれ…)なんですが、少し涙が出ました。
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