以前ささしまライブの映画館にて。
今回DVDで再鑑賞。
なぜかスペースカンタムロボΩの宇宙戦闘シーンからこの映画は始まります。…って劇中映画っていうオチかーい!(笑)そう、今回はロボットがテーマです。
「感動の涙」というよりも「男泣き」という言葉の方がしっくりくる。ひょんなことから改造されてしまったロボとーちゃんの悲哀たっぷりのストーリー。
子供は、コミカルなロボットの動きに笑い、しんのすけの勇気に共感する。
大人は、所々の小ネタにほくそ笑み、ひろし(たち)の家族への思いに共感する。
ここ最近のクレしん映画で子供も大人も楽しめる一番いいバランスやったんじゃないかな。
いや、むしろ小ネタとかは大人よりやったような気がするわ。当時子供でいっぱいの劇場に友人と観に行ったんやけど、僕らしか笑ってないような瞬間いっぱいあったからね(笑)。
しかし、最後のロボット戦闘シーンは大人子供かかわらず、力ずくで笑わせにかかってます。一番盛り上がるシーンなのにもかかわらずホンマにしょうもなかったのに、あんなん絶対笑ってまうわ、マジでずるい(笑)。
一番印象に残ってるのは、大人へのエスカレーターを登るマサオくんと風間くんの会話。
マサオ「大人の階段って意外と楽チンなんだねー!」
風間「でもぼんやり登っちゃうと大人になってから苦労するってママが言ってたよ!」
(゚Д゚)
ぼんやりエスカレーターを登ってきた組の僕も、最後のロボとーちゃんとしんのすけのシーンでは涙してしまうのです。子供を愛する大人も、親を愛する子供も、みんなが共感して一つになれるクレしん屈指の名シーン。やっぱこの映画ずるいわ。
クレしんの映画を観てるといつも、子供ってなんやろー?大人ってなんやろー?男ってなんやろー?家族ってなんやろー?って考えるんやけども。冒頭のカンタムロボ映画を観終わったしんのすけとひろしのセリフに全てが集約されてた気がします。
しんのすけ「カンタムロボさいこーーーーぅ!!」
ひろし「いくつになってもロボットはいいなぁ…!」
こういうことやと思います。