5つ数えれば君の夢のれおのレビュー・感想・評価

描かれるテーマは「孤高の存在とそれへの憧れ、劣等感」だと思う。
少女という守られた存在だからこそ、ここに自分の存在が大地震を起こすほど葛藤を抱えるわけでそれはこの人たちにとってはとても正しい。 正しく揺れ動き、時に相手の中に入り込んで壊してしまうような危うさが描かれて、きっとそんな交友関係は二度と築けないなあ

台詞は独特で詩的で、小説を読んでいるような、舞台をみているような感じ。
個人的にはストーリーを楽しむというより、世界に浸る、といった類の映画だと思う。