ピト

5つ数えれば君の夢のピトのレビュー・感想・評価

5つ数えれば君の夢(2014年製作の映画)
4.0
私は好きです!この映画!
惜しいとこもたくさんあるけど…自分好みの映画です。

文化祭を目前に控えた女子高で、悩みを抱えながらもそれぞれ誰かに想いを寄せる五人の女子高生達のお話。
東京女子流という五人組アイドルグループが主演です。


大人になった自分が忘れてしまった、自意識の暴走や他者への依存と欲求とか青臭くてキラキラ眩しすぎるなんやかんやが、ゆったりした映像のそこかしこでパチパチスパークしてて、それが最後に爆発するさまは甘くて苦くて何とも言えず胸が苦しくなります。

少女たちに不自然な詩情的なセリフを喋らせる事で逆に肺腑をえぐってくる、この監督お得意のやり口が個人的にはたまらんのです。


登場人物だとリコ役の女の子がとてもいいです!
名前は分かんないけど、この子控えめに言って最高です。

これはもう単に好みの問題なんだけど、
二人称が"君"って女の子最高じゃないですか⁈

カワイイ女の子の口から"人非人"とか"矜持"なんて単語が飛び出したら堪んなくないですか⁈

にんぴにん…誰しも一度は口に出したい日本語でしょ!

あと何がいいって、この子の登場シーンが最高過ぎてひっくり返りそうになった!

あんな登場シーン『花の慶次』で見て以来じゃない?
あの登場が出来るの前田慶次の他に彼女しかいないでしょ!とんだ傾奇者ですよ彼女。
このシーンだけでもみなさんに是非観て頂きたい!


先に『おとぎ話みたい』を観ちゃったから、比べるとちょっと惜しいなって思っちゃうけど、アイドル映画としてはかなりの高水準だと思います。
私は好きです!この映画!(大事な事なんで2回言う)


あとこれは完全に余談ですが…
彼女達の通う学校名が『手越女子高等学校』
(略してテゴジョ!)っていうの、女性アイドルが通う学校名としては最も相応わしくない気がするの、私が芸能ゴシップ好きのゲス野郎だからでしょうか…?
ピト

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