このレビューはネタバレを含みます
ウシジマくんは、若手俳優の登竜門となりつつあるなあ、と観返していて思います。何人かの話が並行して描かれていますが、今では主役を張るレベルの窪田正孝くん、菅田将暉くんが出ているのはウシジマくんくらいだと思います。
闇金の怖さを教えてくれるとても良い作品だと思っていますが、何といっても戌亥を演じている綾野剛さんの格好良さは群を抜いています。
今作では、柄崎と高田が愛沢に拉致されたりして丑嶋くんが顧客名簿をシュレッダーで処分したりと今までのシリーズを見ていると胸が痛くなるシーンもあります。
麗に溺れていく彩香を演じる門脇麦ちゃんの体当たりシーンや、自然と捉えるか下手と捉えるかわからない絶妙な演技、彩香（あやか）「さいか」と読んで教養の低さを表に出す柳楽優弥くん演じる蝦沼の気持ち悪さは観ていて気持ち悪いですがどこか気持ちの良い何とも言えない感情に襲われます。
また、ウシジマくんの準レギュラーといっても良いほど出てくる“冷やしカレー”が出てくる笑ってしまいます。
戌亥が、愛沢の車に盗聴器を付けるために全力疾走したり、麗の焼き鳥屋に行って帰りは煙草を吸ったり、、、と綾野さんのファンからしたらたまらないシーンのオンパレードです。
円盤も持っていますが、何度も観返してしまい最後のエンドロールの名前の後についているバットのマークの秘密を知ると丑嶋くんたちの愛沢に対する愛情を感じられて好きです。
ブックレットの下に書いてある豆知識もとても好きで、ウシジマくんに対する綾野さんの愛の大きさに感動です。
