掛谷拓也

春を背負っての掛谷拓也のレビュー・感想・評価

春を背負って(2014年製作の映画)
2.8
豊川悦司のエセ大阪弁が本当にしんどい。イントネーションは悪くないのに、「本当に何も知らないんだなあ」とか言わへん。セリフもいちいち説教臭い。立山大汝山の景色とカメラは文句なしに美しい。音楽も昭和映画のように雄大でいい。山小屋の生活描写も良かった。ただただ説教臭い。若者は真面目に話を聞く。若者も親への感謝を簡単に口にする。オッサンは人生を恥ずかしげもなく語りまくる。歌うのはイルカの「なごり雪」。ラストシーンでは北アルプスをバックに松山ケンイチと蒼井優が手を繋いでぐるぐる回る。アルプスの少女ハイジかよ。