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春を背負ってのfilmeetsのレビュー・感想・評価

春を背負って(2014年製作の映画)
4.0
これから先の未来に、時々立ち返って観たくなるような、大切な映画になりました。
トヨエツ演じるごろうさんという、山登りのプロのアドバイス「あまり上は見ないほうがいいよ、一歩一歩負けないようにしっかり普通に歩いていけばいいんだ。」これが沁みる。
山では、周りの状況や自分の実力を見誤ったら、それが事故につながり、命を失いかねない。
一歩一歩着実に、普通に生きていくことが最も大事なんだと教えられているようで、反省しました。

「煙草と同じで煙になってからその真価がわかる」など、他にも素敵なセリフがあって、時々ドキッとする。
「たくさん酸素あげますね♡」ってセリフもある意味印象深かった(笑)

豪華キャストにも注目で、メインだけじゃなくて脇役たちも好きな人たちばかり。

まず、新井浩文はやっぱり好きだな~。彼が出てる映画はだいたい全部好きになる。
今回は普通に「普通のいい人」役だったけど、ジャケットのボタンが一つだけ違ってた(と思う)り、シャレオツでした。

安藤サクラの演技のナチュラルさは本当にすごいと思う。「庶民クラスの30代くらいの女性」をやらせたら日本一だと思う。

そして池松くんは「大学生」をやらせたら世界一。
なんだあれ、もう一目で学生ってわかる感じ。魔法?

まぁ、そんな細かいところは見なくても十分楽しめる、
老若男女、万人におすすめできる映画です★

…ただ、音楽がちょっと微妙だったかなぁ~?

2014.6.22@UCキャナル
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