プリオ

イコライザーのプリオのレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
4.5
 一見優男は実はめちゃくちゃ強くて、敵をぶっ倒すストーリーだ。

 ジョンウィックと似ている。違う点は、ジョンはペットを殺された復讐であるのに対して、マックは人生これからの女子の新しい人生のために戦う。
 
 好きなシーンはマックがカフェで丁寧にナイフやフォーク、ペーパーをテーブルに配置するところ。彼の几帳面で丁寧な性格がよく表れている。デンゼルワシントンがやるのがこれ以上なく似合っていて、魅力的なキャラに仕上がっている。 

 デンゼルワシントンは、根っからの善人って感じがして、基本的に悪役は似合わない。だから、「トレーニングデイ」はすんなり入ってこなかった。

 イコライザーでは、基本的には心優しい孤独なおじさんなのだが、人を支配しようとする悪いやつには容赦ない役柄だ。軍人並みの体格のよさ、醸し出す雰囲気、素敵にも不敵にも見えるスマイル、裏表のギャップがマジで最高としか言いようがない。将来、こんなイケおじになりたいものだ。

 デンゼルが女の子を助ける設定でいえば、「マイボディーガード」を思い出す。不確かな情報だが、「イゴライザー3」はダコタファニングと再共演するらしい。成長したダコタと、どんな化学反応をみせるのか非常に楽しみだ。 
 
 世界を変えるように言うデンゼルと、世界を変えれないクロエ。二人は全く違う世界にいるようにみえたが、孤独が彼らを引き合わせる。 

 少し気恥ずかしくなるような、名言じみたセリフがあるが、デンゼルだから許せる。

「君は何にだってなれる。自分の世界を変えろ」
プリオ

プリオ