新作に向けてマラソン。
表向きは死亡したことになっている、元CIAの凄腕が再び腕を振るうお話。
類似した作品が多くあるように思え、平凡な作品に感じるけれど…そこは名俳優デンゼル・ワシントン。
きちんと差別化するための工夫が施され、見応えのある人物像を作り上げていた。
今作の役柄ロバートおじいちゃんはちょっぴりお節介なお年寄り。
積極的に誰かと関わるわけではなく、日常生活の中で関わった人が巻き込まれたトラブルに顔を覗かせる。
円熟味を感じさせる所作やセリフの一つ一つが超格好良い！
慈悲の心を示し、相手に選択するチャンスを与え、それでも改心しない場合にジャッジを下す最強戦士。
老獪な技で敵を倒していくスタイルに魅せられ、“速さよりも上手さ”の円熟味アクションがスタイリッシュなんだ。
鑑賞前「新作が公開されるから一応見ておくけど、似たようなのが多くて食傷気味なんだよなぁ…」なんて、失礼な思い込みをしていたが、そんな無意味な固定観念は見事に払拭された。
瞬く間に強さと優しさを兼ね備えたおじいちゃんの大ファンへ。
Part1ということもあり、ロバート・マッコールのバックボーンにはまだまだブラックボックスな部分が多いので、次作以降も期待大。
