このレビューはネタバレを含みます
友人思いの元CIAつよつよおじさんがロシアンギャング相手に暴れまくる作品。
デンゼル・ワシントンの渋さを堪能でき、かつ安心して観られるアクション映画。
CIAを辞め、平穏な生活を送っていたロバートが過去の自分に戻るか、友人達のためになることをするのか葛藤する様子が描かれていたのが良かった。
主人公が超絶最強の冷徹無敵のヒーローってわけではなく、やられる時はしっかり撃たれるし、普段の優しい一面も観ることができたので終わる頃には愛着が湧いていた。
最後、本作の出来事を経てロバートが自分の能力を他人のために使うと決めたのは最高の終わり方。
続編の2作を早く観たい。
ロバートが状況を把握する際にスローモーションになる演出、他映画だとくどくなってしまいがちな演出なのに全くくどく感じない。
終盤の倉庫でのアクションシーン、暗い場所での戦闘がメインになっているため若干何をしてるのか分かりにくいシーンがあったのが唯一少し残念だった。(髭の男との乱闘辺り)
平穏な暮らしをしてる男が実は最強でしたって設定はよくあるけど、その中でも主人公の生活や心情がしっかり描写されていて良かった。そして何と言ってもデンゼル・ワシントンが渋くて格好いい。