平田一

イコライザーの平田一のレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
4.3
市井(しせい)に集う苦しむ人には、こんなヒーローがいて欲しいです。カッコ良いし、聞き上手で、おまけに偽善でないのが良い。

彼もかつては過ちをし、償いを求めている。でも死者は人を許すことが出来ない。故に苦しむ。『虐殺器官』はその果てに異質なハッピーエンド(?)となった。

これはハリウッド映画なので、ハッピーエンド。とはいえ非常に重厚でいて、向き合ったゆえなので、とてもズシンと響くものをボクらに残して幕を引きます。序文のマーク・トゥエインはまさに適材適所ですし。

スクリーンで見ていましたが、やっぱり非常に素晴らしかった。フークアはこういう市井の視点の映画がやっぱり似合う。この後の『サウスポー』もスゴくスゴく大好きなので!
平田一

平田一